GTA 6を作っているのは誰?開発スタジオとスタッフ
GTA 6を制作するRockstarの各スタジオ、ロブ・ネルソン、アーロン・ガーバット、フィル・フッカー、脚本家たち。数千人規模の参加者について分かっていること。

GTA 6を制作しているのはRockstar Gamesです。エディンバラのRockstar Northが開発の重要な拠点ですが、ゲームには国際的なチームが携わっています。開発を率いるのはロブ・ネルソン、アーロン・ガーバット、フィル・フッカーです。物語、会話、キャラクター、技術はそれぞれの専門家が作るため、作者を一人に絞ることはできません。Rockstarの直接のインタビュー、Take-Twoの文書、スタジオを訪れた記者ジェイソン・シュライアーの報告から、制作に関わる人々が見えてきます。
Rockstar Games、Rockstar North、Take-Twoの違い
この三つの名前は役割が異なります。Rockstar GamesはGTA 6を開発・発売します。Rockstar NorthはRockstar傘下のスタジオで、このゲームの主要な開発拠点です。Take-Two InteractiveはRockstar Gamesの親会社で、ほかのレーベルからもゲームを発売しています。
したがって「GTA 6のパブリッシャーは誰か」という問いには、Take-Two傘下であることを踏まえてRockstar Gamesと答えるのが正確です。Take-Two自体を、ミッションを書いたり車をモデリングしたりする別の開発チームとして扱うべきではありません。
Rockstarの拠点はスコットランドだけではありません。採用ページには英国のNorth、Dundee、Leeds、Lincoln、London、米国のNew York、LA、New England、San Diego、カナダのToronto、ベンガルールのIndia、シドニーのAustraliaなどが載っています。スタジオ名と所在地が必ずしも一致するわけではなく、Torontoのオフィスはオークビル、San Diegoはカールスバッドにあります。
ただし、この一覧から分かるのは会社の拠点の広がりで、GTA 6の担当分担ではありません。特定のミッション、車、地区をどのオフィスが作ったかは判断できません。スタジオの求人も、そのスタジオがこの作品に参加した証拠にはなりません。RockstarにはGTA Onlineの運営など、ほかの仕事もあります。

写真: Robert Ormerod / Bloomberg Businessweek。
開発を率いるのは誰か
シュライアーによると、ネルソン、ガーバット、フッカーはGTA 6の開発責任者という肩書を共有しています。それぞれに異なる経歴と担当分野もあります。
| 人物 | 分かっている役割 |
|---|---|
| ロブ・ネルソン | 開発責任者で、Rockstar Northの幹部の一人。記者にゲームを自ら見せ、インタビューで仕組みを説明しました。 |
| アーロン・ガーバット | Rockstar Northの幹部および開発責任者の一人で、プロジェクトのアート面に関わります。 |
| フィル・フッカー | 技術分野の経験を持つ開発責任者の一人。ゲームのシステムやツールに関する判断に参加します。 |
| サム・ハウザー | Rockstar Gamesの共同創業者。GTA VIの公式発表で作品を紹介しました。会社での役割を、脚本の単独作者という意味に取り違えるべきではありません。 |
三人の名前を付けてGTA 6を独立した三領域に分けるのは単純化しすぎです。例えば主人公と通行人のやり取りには、脚本、アニメーション、操作、プログラミングが同時に関わります。責任者には分野をまたぐ判断の調整が必要です。
シュライアーは、集団での意思決定に不満を持つ一部社員の声も伝えています。一方、ネルソンは問題が三人の責任者にあるという見方に反論しました。これは仕事の進め方への異なる評価であり、ゲームに統一した構想がない証拠ではありません。
GTA 6の物語とキャラクターを作る人々
LOVEのインタビュー全文では、登場人物や物語に直接携わる人として次の名前が挙がっています。
- ルパート・ハンフリーズ: ナラティブ担当上級副社長。
- エリザベス・ゴヴィ=カーンとアレクサ・ダゴスティーノ: ゲームの脚本家。
- マイケル・ケイン: Rockstarのアート担当副社長(Vice President of Art: Dynamic)。インタビューで人物の外見の作り方を説明しています。
ハンフリーズが語る仕事はメインストーリーだけではありません。ロサンゼルスの別チームが通行人の会話を書き、広告やコメディーの文章を担当する書き手はニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンで働いています。シュライアーによれば、RockstarはNPCのために脚本家、ディレクター、プロデューサーがいる独立したスタジオをロサンゼルスに設けました。NPCとはゲームが操作するキャラクターです。路上の一言と物語の会話は別のグループが作りながら、同じ世界の語り口にそろえる必要があります。
ゴヴィ=カーンは主人公ルシアを演じる女優が人物像に貢献していると強調します。ダゴスティーノは、知人の女性たちを参考にキャラクターを書いたと話しています。ケインは住民の多様さを服装、髪型、化粧などの視覚的な細部と結び付けています。人物像は文章、演技、アートが合わさって生まれます。
ここで挙げたのは、GTA 6の物語と人物に携わることが確認された人々の一部です。出演者は俳優と声の演技の記事で、音楽はJusticeとサウンドトラックの記事で扱っています。

GTA 6の開発に何人が関わったのか
GTA 6には数千人が携わっていますが、Rockstarは正確な人数を公表していません。2026年8月7日のGamesBeatによるTake-TwoのCEO、ストラウス・ゼルニックへのインタビューから直接分かるのはそこまでです。
会話には基準の違う三つの数字が出てきます。
| 数字 | 対象 |
|---|---|
| 数千人 | ゼルニックが認めたGTA VIの参加人数の規模。 |
| 約1万3000人 | インタビュー当時のTake-Twoグループ全体。ほかの会社も含みます。 |
| 約3000人 | インタビュアーによるGTA VIの推測。ゼルニックは認めず、レーベル別の正確な人数も明かしませんでした。 |
別の対象には、より正確な数字があります。シュライアーが示したデータでは、Rockstarの従業員数は2018年の2441人から2026年8月の4711人に増えました。これはGTA Onlineの支援、出版部門、ほかの業務を含むRockstar全体の数字です。4711人全員をGTA 6専属の開発者と呼ぶのは誤りです。
外部パートナー、俳優、テスター、そのほかの制作参加者を最終的な数にどう含めるかも不明です。会社の常勤従業員数とゲームのクレジットに載る人数は、異なる問いに答えます。確認した資料には、オフィスや請負先ごとに比較できる内訳は公表されていません。
多くの専門職が一つのゲームを作る方法
ネルソンはTROISCOULEURSに、異なる仕事を結び付ける手順を説明しました。まず舞台を選び、現地を訪れて調べます。次に、どの地区や暮らしの側面をゲームに取り入れ、どの人物がプレイヤーを異なる環境へ導くかを決めます。
その後、ハンフリーズが物語の短い骨組みを提案します。主要な出来事を地図に置き、その周りでミッションと場所を発展させます。土地の特徴が人物を形作り、物語がプレイヤーを世界の特定の場所へ行かせる理由を与える、双方向の作業です。完成済みの地図にミッションを単に付け足すわけではありません。
ネルソンはLOVEで、約8週間の作業サイクルについても話しました。チームはその時点の成果を評価し、次の課題を調整します。異なる人が部分を作っても、拡大するゲームに一つの個性を保つことが大切です。
大規模な制作には専任の調整役も必要です。シュライアーが伝えたガーバットの説明では、アート制作の進行を管理するチーム(art production)はGTA Vの5~6人から65人に増えました。これは全アーティストの人数ではなく、制作を組織するチームの人数です。仕事の調整や現実的な日程の見積もりを助けます。
個人からアイデアが生まれることもあります。シュライアーが挙げたのは、アニメーション担当副社長マーク・テナントの例です。彼はRockstarの以前の作品Red Dead Redemption 2(RDR 2)のために、通行人とやり取りする仕組みの試作を作りました。これはアニメーション専門家の提案が、ゲーム世界との接し方を変え得ることを示す過去の事例です。
シュライアーによると、Rockstarの世界にある小さな細部の一部は社員個人の発案から生まれます。ただし、その話から提案やもっと大きな変更をどう承認するかは分かりません。
過去の作品から変わったこと
大きな退職例は、Rockstarの共同創業者で過去の作品の脚本にも携わったダン・ハウザーです。Take-Twoは2020年2月、2019年春に始まった長期休暇の後、彼の最終出勤日が3月11日になると発表しました。
発売前に辞めたことだけでは、開発初期に参加していたかは分かりません。しかし2025年のLA Comic Conで、ハウザーはIGNに、新しいGTAは自分が書いた物語でも、自分が作った人物たちでもないと別途語りました。TechRadarがその発言を伝えています。過去作との類推で彼をGTA 6の脚本家と呼ぶことはできません。
Rockstarは、Rockstar Northの元責任者レスリー・ベンジーズの退職も2016年1月に認めました。
一方、現在のチームには過去作の経験が残っています。D.I.C.E. AwardsによるRDR 2の記録には、ネルソン、ガーバット、フッカーが制作責任者として、ハンフリーズが脚本家として載っています。これは人材の継続を確かめられる資料ですが、過去の肩書をそのままGTA 6のクレジットに当てはめることはできません。
制作陣は変わりましたが、Rockstarでの経験がない完全に新しいチームがゲームを作っているわけでもありません。著名な人の一部が去り、ほかのベテランは新しい専門家とともに働いています。
労働環境について分かっていること
チームの拡大とともに仕事の組織も変わりました。Rockstarを訪れたシュライアーによると、会社は長時間の残業を減らそうと計画を強化しました。ただしGTA 6での残業についても聞いており、残業が完全になくなったとは言えません。
またシュライアーは、Rockstarが2024年に社員に週5日の出社を義務付け、業務用機器へのリモートアクセスを閉じたと報告しています。自宅で作業を続ける余地は限られました。
公開されたインタビューから、責任者や制作者の一部を挙げ、チームの成長や専門職のつながりを知ることはできます。参加者の完全な名簿、スタジオごとの正確な分担、最終クレジットはまだありません。各段階にかかった時間は開発期間の記事で別に解説しています。
情報源
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Take-TwoによるGTA VIの公式発表: 会社、レーベル、サム・ハウザー。当初の発売予定は現在では古くなっています。
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Rockstar Careers: 会社の拠点。
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LOVEによるRockstarへのインタビュー全文: 人名、役割、人物作り。
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TROISCOULEURSによるロブ・ネルソンへのインタビュー: 世界、物語、ミッションの関係。
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GamesBeatによるストラウス・ゼルニックへのインタビュー: 人数と公表情報の限界。
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Rockstarを訪れたジェイソン・シュライアーの報告: 10月14日と2026年10月19日。
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D.I.C.E. AwardsのRDR 2記録: 現在の責任者が過去作に参加したこと。
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画像: Bloomberg BusinessweekのRobert Ormerodによる写真、Rockstar GamesのAn Extended Lookからの公式映像、2026年8月27日。


